映画「プリテンダーズ」公式サイト » 2021 » 8月

映画「プリテンダーズ」 10.16公開決定! 第43回ぴあフィルムフェスティバル・クロージング上映も決定!

2021/08/10 10:00 up!


右にならえ」「空気を読め」を美徳とするニッポン社会に、ふたりの女子高生が物申す!武器はSNS。次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で世界を変えようと突き進む緊張と興奮のシスターフッドムービー『プリテンダーズ』の公開が決定!10月16日(土)より渋谷・ユーロスペースほか全国にて順次公開となります。さらに、9月11日(土)から9月25(土)まで国立映画アーカイブにて開催される第43回ぴあフィルムフェスティバル・クロージング上映作品に選出。9月23日(木・祝)にプレミア上映され、本上映が世界初上映となります。

本作は「社会からスルーされ続けた「ゴッホ」に自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨が主人公。妻を失った父と歳の離れた妹と暮らす花梨は、半ば引きこもりの日々を過ごしていたが、父との言い争いをきっかけに、親友・風子の家へ転がり込む。ある日、電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にひらめきをもたらす。”現実+フィクション=ファンタジー・・・からの世界平和!!!??” 。 風子の協力を得た花梨は “プリテンダーズ”を結成。武器は“アイデア”と“SNS”のみ。満員電車での諍いを喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり……次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で世界を変えようと突き進むJKふたり。 プリテンダーズは協力者を増やし、RTされ、RTされ、ついにバズる!しかし、ふたりを待っていたのは、”社会”からのしっぺ返しだった・・・!? 」という物語。

コロナ禍によって日常も常識も激変し、ネット上に無限の情報があふれ返る“今”、自分らしく生き抜くために必要なことをこのJKふたりが教えてくれる!!不謹慎&ブラックで痛快&ハートフルな前代未聞の問題作!!

制作は、テレビマンユニオン。監督は、自主映画『珈琲とミルク』がぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2005にて、審査員特別賞・企画賞・クリエイティブ賞を受賞、長編初監督作品『パーク アンド ラブホテル』(07)が、第58回ベルリン国際映画祭にて日本人初となる最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出。テレビドラマなど活躍の場を広げていた熊坂出監督が「映画を撮りたい!」と一念発起。PFF出身の熊坂出監督が、原点回帰した本作を、映画監督デビューの場を与えてくれた同映画祭で、初披露することになりました。

主人公・花田花梨を演じるのは、2021年後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演が決定している注目の若手女優・小野花梨。本作が長編映画初主演。親友・仙道風子を演じるのは、今年放送されたNHKドラマ「きれいのくに」に出演するなど注目される若手女優の見上愛。さらに、熊坂監督の作品ならばと出演を快諾した古舘寛治、奥野瑛太、吉村界人、柳ゆり菜、佐藤玲、加藤諒、浅香航大、村上虹郎、津田寛治、渡辺哲、銀粉蝶などの豪華キャストが友情出演しています。

女子高生がSNSでニッポンを世直し!?前代未聞のシスターフッドムービー『プリテンダーズ』10.16(土)渋谷ユーロスペースほか全国順次公開です!!

◎監督・脚本・編集:熊坂 出 (くまさか・いずる)
1999年の夏にPFFと出会い僕は映画作りを始めました。原点でお披露目できる事に深く感謝します。これは、フィクションで世界を変えていこうとする少女の青臭い物語です。小野花梨さんを筆頭に、無二のスタッフキャスト一人一人のお力を丸ごと尽くして作りました。皆さんへこの映画が深く到るよう、力を尽くします。

◎主人公・花田花梨 役:小野花梨(おの・かりん)                  
撮影真っ只中で世界が変わって撮影が出来なくなり、再開の⽬処もたたなかったあの頃を思い出すと公開出来る事が奇跡のように思えます。この作品に出演することで、⼀つの映画に沢⼭の⼈の思いや⼈⽣が詰まっていることを改めて教えて頂きました。難産だったからこそ愛おしいプリテンダーズが、⼤好きな熊坂さんの原点PFFでお披露⽬できることが堪らなく幸せです。1⼈でも多くの⼈に愛が届くように祈っています。

◎花梨の親友・仙道風子 役:見上 愛(みかみ・あい)             
コロナで撮影がストップし、撮り終えられるかも不安だった作品が、皆様にやっと届けられるということで、とても嬉しいです。クロージング作品に選んで頂いたということで、『プリテンダーズ』が、第43回PFFの素晴らしい締めくくりになりますよう、願っております。○○っぽい、とか、○○風、なものが増えている中で、この作品は『プリテンダーズ』でしかないものになっているんじゃないかなと思います。特に、生きづらさを感じている、あなた、に観て欲しい作品です。

◎PFFディレクター:荒木啓子(あらき・けいこ)                
「自主で長編映画を撮る」と聞いたとき、「映画をつくろうとしている高校生が登場する」と聞いたとき、熊坂監督が生み出す映画の予想は、さっぱりつかなかった。おそるおそる参加した試写で、驚きました。なんだこの切迫感と緊張感とやる気の横溢は~~!どしどしこちらに向かってくる、映画をつくる、映画をみせる、その強烈な欲望に応えたく、上映させていただきます。スクリーンで観て、語る。9月23日にたっぷり!是非ご来場ください。